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マジュロ環礁の養殖魚【Moi/モイ/ナンヨウアゴナシ】

マジュロ環礁の養殖魚【Moi fish/モイ/ナンヨウアゴナシ】

マーシャル諸島(マジュロ環礁)で唯一魚の養殖が行われている魚種は「Moi/モイ」という見た目はボラに似た?ような魚で、マーシャル諸島でも人気のとても美味しいある意味高級魚なのです。

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マジュロ環礁の養殖魚【Moi fish/モイ/ナンヨウアゴナシ】

  • 学名:Polydactylus sexfilis
  • 科:ツバメコノシロ科
  • 和名:ナンヨウアゴナシ
  • 英名:Sixfeeler threadfin、Hawaiian moi など

流通市場名やハワイ名が「Moi/モイ」ですが、多分ほとんどがこの「Moi/モイ」という呼び方で通っているようです。もちろんマジュロ内でも「Moi/モイ」と呼ばれています。

和名に「アゴナシ」とついていますが、下あごが上あごに対して極端に小さいため。体色にしろ、こういった見た目がボラと何となく似ているような。

日本ではほとんど流通されておらず、ハワイや太平洋、東南アジア地域で主に食されているようですが、断然ハワイのイメージが強い魚です。

味は、臭みがなく絶妙な脂加減があり、刺身・焼き魚等なんでも合いとても美味しい!

その魚をハワイ出身の友人がマジュロ環礁ラグーン内で養殖をおこなっています。

その養殖に必要なケージ(簡単にいえば網を支える囲い)を水面に浮かべそれらを水底から固定するのですが、その水中作業を任されていてケージの様子を陸から常に見張って?います(笑)。

陸から見て大幅に移動していると、どこかのロープが切れたか、水中のアンカーごと移動してしまっているので即対処が必要です。というよりもそうなる事前に対応します。

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マジュロ環礁ラグーン内でモイ・ナンヨウアゴナシの養殖

海面ケージへ移動させるまでの幼魚自体は静かな陸地の施設内で餌を捕食しながら過ごし、海洋域での生活のための準備をします。

餌は主にカツオを使ったもので、粉砕、攪拌、乾燥までを専用の機械を使い一連の流れで行われます。

それらの餌を、基本的に朝2回、午後1回与えますが与え過ぎも良くないという結果があるようでこの辺りの頻度はその都度調整されているようです。

海洋ケージに放たれた幼魚サイズから約6~8ヶ月で食用サイズに達し、その後はスーパーマーケットやホテルのレストランで販売されます。

ハワイで養殖されているモイもUS本土へと運ばれているようですが、海洋国であるマーシャル諸島なので魚に関してはやはり輸入でなはく地場産が良いですね。

ちょうど先日(1月7日)新しいケージに幼魚が運ばれました。無事に大きく育つことを祈ります。

マジュロ環礁の養殖魚【Moi/モイ/ナンヨウアゴナシ】

この時、ハワイから輸入されたモイの幼魚は2cmほどの大きさ。

それから5月12日の段階ではこんなに大きくなりました。

大きさは約20cm前後といったところ。

餌をやると元気よく群がりますが、このまま更に大きく育っていくことでしょう。

下記 Seafoodsourceウェブサイトより引用

Historically, in Hawaii moi was a delicacy reserved for male royalty; commoners caught eating the fish faced severe punishment. Hence moi’s unofficial title as “the fish of kings.” While Westernization ended the prohibition on moi, access to the fish was limited due to depletion of the wild stock. Stock-enhancement programs through the 1990s rebuilt the sport fishery for moi; commercial fishing is still virtually nonexistent. However, more people in Hawaii and on the mainland are enjoying this fish today, thanks to aquaculture operations. Hawaii’s Oceanic Institute provides the stock for moi farmers throughout the state who market the fish at sizes of 3/4 to 1 1/2 pounds. The primary aquaculture operation in Hawaii raises moi in open-ocean, submerged cages. Smaller-scale farmers use seawater tanks, raceways or ponds for raising the fish. Farmed moi are harvested, iced and delivered within hours to domestic (Hawaii and mainland United States) and international markets.

昔から高級な魚として扱われていたようですね。それなりに人気があり、作業工程を見てもお高いのが納得です。

モイは「ハワイの歴代の王しか食することができなかった幻の魚」だったなんて聞くと一度は食べてみたくなりますよね。

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