マーシャル諸島では、普段の週末はもちろん何かのイベント時には大勢で集まるパーティーが大好き。
何かあればパーティーです。
しかも結構豪華で、見た目もそのパーティー主催者側の趣向を凝らした演出も細かにされていることも多い。事前に飾り付けや音響システムを調節したりしているところを良く見掛けます。
年末ともなれば、様々なクリスマスパーティーが催されますが、学校、政府機関、大使館もクリスマス気分を味わっちゃってます。。。 世界がこのような情勢の中でも景気がよろしいこと・・・ そもそも景気は関係ないか・・
さて、そんなパーティーの段取りでもっとも手っ取り早いのは、ホテルにお願いをし場所を借りて料理もお願いする形。
人数に合わせ事前にあるメニューの中から選択をするだけなので簡単と言えば簡単。
ですが、それだけではただのビュッフェスタイルになるので、持ち込みをする場合も多いのです。
そこで登場する中の一つが「ブタ」。
生きた丸ごとの「豚」はマーシャル諸島ではご馳走で、こういった大きなイベントでは定番、もしくはこういった時に食べるために飼育されていると言ってもいいでしょう。
マーシャル諸島では、子供の一歳をお祝いする「ケイメン」というイベントがありますが、このケイメンはとても重要視されていて、とても大きなパーティーが催されます。
一歳児はちょこんと座っているだけなんですけどね・・・(笑)
そんなケイメンを祝い登場するのも豚の丸焼き。
スーパーマーケットへ行き、サイズや活きの良さから手頃な豚を選び・・・なんてところは一切なく、知り合い等から調達するのが一般的。
僕も何度かパーティーを主催した際には豚を取り入れましたが、最初は知り合いが離島で飼っている一頭を調達。ツルツル状態でキレイにさばかれた丸裸の豚がボートに乗って戻ってきたのを覚えています。
その他には友人の韓国人が提供してくれたりと、パーティーによっては重要なメニューなのです。
これらの豚は自宅のキッチンで調理するのではなく、ホテルキッチンに持ち込みお願いすれば丸焼き状態で仕上げてくれるので楽チンです。これまた知り合いのフィリピン人にお願いすれば血や内臓を使った料理を作ってくれるので珍しい一品も加わります。
さて、肝心のお味ですが、
美味しい!
の一言。
ご存じのように部位により歯ごたえや味も違うので、誰でも楽しめるのでは?
以前、こういったパーティーのご馳走定番メニューと言えば「カメ」もありました。
過去形です。今やマーシャル諸島でもカメを食すことは禁止されているため公のパーティーメニューとしては登場しません。
公では・・・(笑)
ブログタイトルを「マーシャル諸島の定番パーティーメニュー」としましたが、気軽にオーダー出来ないことを考えると、定番ではなく少々豪華バージョンということになるかもわかりませんね。
ここマーシャル諸島では、生息してる動物や食材に限りがありますが、ふと思うと日本って地域によりかなり様々なモノを食べる人種だと思います。
ここにいるマーシャル人もきっとビックリすることでしょう。。。
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