マーシャル人の口癖といっても過言ではない、「ハウマッチ」。
今回のこのハウマッチは、量とか数のハウマッチではなく、金額のハウマッチです。
それは何に関しても登場してきます。カメラを例にとってみましょう。小さなコンデジで適当にパシャっとしてる程度じゃハウマッチは登場しません。一眼レフしかも、何かでちょっと光ったりレンズが伸びた日にゃ~ 「動画も撮れるの?水中では?」からの~ ハウマッチ!!!???
必ずといっていいほどハウマッチまでの繋ぎ会話が先に埋め込まれます。まぁ、いきなり「はじめまして、これいくらするの?」よりはマシですけど。
ボートが港に横付けしてあるとしましょう。
「何人乗れるの? これでダイビングもするの?」からの ハウマッチ!!!?
駐車場に車があります。「どこ産? 何年もの?」からの ハウマッチ!!!?
ちなみにこれらのハウマッチはいくらで売ってくれる?ではなく、いくらしたの?のハウマッチです。
長年住むとそろそろハウマッチが出る頃合はわかってきます。ハウマッチを聞きたく無い時、もしくはその場をすぐに離れる事が出来る時は「ごめん、もう行かなきゃ」と濁し、ハウマッチ前にハウマッチ回避をする事が可能です。
何気ない立ち話で立ち去ろうとしてる時に値段だけ最後に聞く人は少ないのが統計上多いです。統計なんてとってませんが。値段を聞くのも会話の中の一つなので別にいいんですけどね。。
もちろん、ハウマッチに対してまともに返答した事は一度もありません。
けど来るの分かってる時ってあえて聞いて欲しくないというか・・
あるんです、来るぞ~ 絶対にこのパターンは来る!みたいなの。 いや来ないとおかしいくらいに匂う・・ この質問に返答した後に2秒沈黙があったら絶対にヤツを放り込んでくるはず!
来る!来るッ!絶対に来る!!来るに決まってるぅぅぅ~
1、、、 2、、、、、、
ハウマッチ?
出たーッ!!! やっぱり聞いちゃったぁ~~~
今や99%は的中します。
その中でも高度な技を盛り込んでくるマーシャル人も中にはいます。
「これいいよね~ どこどこで$で売ってたけど高いのかな、その値段だと」この場合、高いか安いか妥当か、基準があっての会話となってしまいます。そうなると必然的にハウマッチが正当化されてしまうのです。そもそもハウマッチの正当化って何だ?それでも僕は適当に返してますけどね。
しつこい場合はすっとぼけながら「え~っと・・・ 日本で確か¥○○だったから、えーっと・・ $だと~・・・ レートがえーっと・・・」と独り言を言ってると一緒になってこんがらがって話が流れます。
ホテルの暇セキュリティー達の会話三選としては、「おはよう」「ヤコエ」「ハウマッチ」と相場が決まっています。観光や仕事で来られた方にハウマッチが登場する事はないと思うのでご安心ください。
マジュロで外国人が乗っている車で一番ボロボロで有名な車に関しては、異例の いくらで売る のハウマッチが何度か登場しました。その場合には真剣に答えますけど、OK!と言いながら全く話は進みません。進んでもあれでお金は取れませんから気が引けますけどね。どちらの意味でのハウマッチでも聞いて終了ってのもマーシャル人らしい流れなのです。
正直、ここにいると分からなくはない。普通に考えりゃ安いものでもここでは全てが輸入です。もしも安けりゃ逆に疑ってしまいます。
日本にいれば相場ってのがあるし、輸入なら確かに高いという認識もありそれなりに全てにおいて品質はいい。ここでは直す事も前提で考えないと購入時のみまともな状態で終わってしまいます。
そんな中で僕も気になる物に対してはハウマッチと聞いちゃいますけどね(笑)。
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