食をメインとする魚(モイ)の養殖はケージの件も含め以前から度々ご紹介していますが、今回は水槽等内で観賞をメインとするマーシャル諸島の水産資源をご紹介します。
Marshall Islands Mariculture Farm / クラム・ファーム
こことも長いお付き合いをしています。基本的にマネージャーは2年契約なので、それ前後に変わってしまいますが、その都度彼らやスタッフ達のダイビング認定をしています。
主に観賞用なので、水槽の中で映えるものなら大歓迎といった感じですが、もちろん飼育がしやすく、また増やしやすさも重要なようです。
施設はこんな感じで広いエリアにずらっと並び、シャコガイ、サンゴ、マメスナギンチャクなどなど、まさに「水中生物」が育てられていて、すぐ隣の外洋から海水を引き込み常に新鮮な水質が保たれています。
これらは本部のあるアメリカへ空輸されその後 販売されるので、ここマジュロでは採取と養殖がメインとなっています。(一部のシャコガイはマジュロ内で食用として消費)
見たところ、シャコガイ各種、色とりどりのマメスナギンチャク、ナガレハナサンゴ、ハナガタサンゴ、ミズタマサンゴ、 フサイワズタ などがあり見てるだけでも楽しい。実際の海中ではこれらに他の水中生物が住処にすることもあり水中写真のホストとしても役割を?果たします。
現在は、この施設と空港近くのラグーン内でサンゴが養殖されています。
シャコガイ・タカセガイ採取
大潮周期で産卵をするので、その前に採取をしてきました。
べた凪の続くこの夏はどのポイントへいくにも簡単なので、この日はロンロン島手前のインリーフまで遠征。
さて、シャコガイを水中でご覧になったことはあるかと思いますが、岩やサンゴの上に ちょこんと乗った状態のモノは少ない。
どちらかというと、サンゴの隙間にめり込んでいる?サンゴが巻き込んでいる?ようにガッチリと固定されています。
サンゴとの隙間はシャコガイ自信で貝を開くスペースがあるほどで中央のふくらみは完全に覆われているものがほとんど。
そこで登場?するのが、ハンマーと小型のバールのような工具。
ん~・・ なかなか心が痛みますね~
水中ではカーンカーンという金属がどこにいてもどこからともなく聞こえてきます。
具体的な採取方法は割愛します。。。
タカセガイは普通にサクっととれるので浅瀬のシュノーケリング部隊?が採取していきますが、水槽の中にいてもあまり映えないような気もしますが・・・
磨いた後の綺麗な貝殻は目的とされていないようです。。
ふと、昨日 ここのスタッフが美味しい~水産物を持ってきてくれました。
海しかないマーシャル諸島ですから最大限に生かしたいと思います。
コメント