チョウチョウウオにしたくて変換すると「超超魚」が一番最初って・・なんで・・
もう~すげーむちゃくちゃとーってもかなり魚なんでしょうね。。。
さて、みなさん この子見たことありますか?誰か真剣に同定してもられませんかね~
このあたりのチョウチョウウオはまだまだ解明されていない種が多く、遺伝的な分析を行わないと結論が出にくいらしく、この子に関しても未だ未記載種扱いとなっています。
パッと見た瞬間から模様的に交雑っぽい柄ってのがわかりますが、写真で見たら尚更そんな感じが分かります。
最初は、バージェス(Chaetodon burgessi)とイエロー・クラウンド(Chaetodon flavocoronatus)のハイブリッド?なんて思ったり、ティンカーズ(Chaetodon tinkeri)も関係してる? いや、マルケサン(Chaetodon declivis)も?
チョウチョウウオガイドブック内には採集地がキリバスのタラワ(ここマジュロから飛行機で1,5時間)の C.burgessi と C.tinkeri のハイブリッド?として写真がありますが、この子はそれにそっくり。
ですが、まだマーシャル諸島で純粋なティンカーズやバージェスを見たことがなく・・。
どういう事・・・
そしてこんな情報も頂きました。
イエロー・クラウンド(Chaetodon flavocoronatus)自体が、tinkeri と burgessi の交雑起源で、種分化の途中にある可能性があり、もしもそうだとすると、tinkeri や burgessiと戻し交雑をしてしまうことがあり、色々な色彩、組み合わせが出来てしまうことにも合理性が出てしまい、類型的にどれかに当てはめようとすること自体がナンセンスとなってしまう らしい。
けど、上記四種それぞれ学名も決まってるし、どこかで区切り?をつけるような違いがあったのでしょう。そしてどの種も太平洋にいてもおかしくないし、更に深くに行けばそれぞれいるかも知れません。
以前、グリフィスをミリ環礁まで行って探すも出会わなかったけど、マジュロの深場にいたとか、そんなタイミングもあるかもしれませんしね。学名がついているとは言えまだまだ実はあれはハイブリッドなんじゃないかという論議があるそう。
この子にしても今後どこかで同じような子を採集されない限り結果は出ないでしょうね。
そう思えば深海とは言わずともまだまだ解明されていない種なんて山ほどいるんでしょうね。
見たいし、撮りたいですね~
僕が見たい子や撮りたい子ってキリバスに多いんですよね~ 近いのになかなか行けない・・ダイブショップもないらしいし。引越しすっか?! ん~・・・ ここよりハードは御免です。。。
ちなみに写真の子は約5cmくらいで深度は55m~60m。
何度行ってもこの深度でした。残念ながら深すぎるので一般ダイバーさんをお連れしてご紹介する事は出来ません。なのでこうしてご紹介。そして、深いシリーズをウェブサイトのNEWSでもアップしています。ご覧くださいませ。
超浅くてまだ見た事のない子なんて現れたら興奮するだろな~ とりあえず毎日撮影しますね、浅ければ。きっときっとマジュロにも僕の知らない子はたくさんいるはず。
ここにはそういった視点で潜ってるダイバーなんて誰一人いるわけでもなく。。。一人で新種捜索は出来ませーん。
珍しいついでに、マジュロ、アルノ問わず、マーシャル諸島でアデヤッコって見た事あります?マジュロでは2,3年前に初めて見てびっくりしたのを覚えています。ポナペやパラオでは普通~にいますよね。以前僕も両島で見ましたが、何故だかここにはいませんでした。ある時、ガレ珊瑚の近くでシラ~っと泳いでた子に目が止まり・・ え!って。
他国では普通種ですが今迄ここに居なかったからびっくりしまくり。それから何度か同じようなところでたまに成魚一匹を見ています。一匹いるならどこかにまだいるんでしょうね。けどそういう視点で潜っててもいるのはいつも一匹、もしくは いない。この種もここでは普通種ではないので、全く違った環境に生息している可能性もありますよね。
そういった意味ではマーシャル諸島の最西端で潜ったら普通にいそうだし、最北端ってのも魅力的。東西南北の端では全く違うものがいるでしょうね、マーシャル諸島の海域はかなり広いですから。
いつかそれも達成してみたいな~
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