食の観点でマーシャル諸島の甲殻類と言えば「ロブスター/ニシキエビやゴシキエビ」やゾウリエビ、カニは港や防波堤にいるような小さな個体など。
日本のお寿司屋さんでよく目にする「シャコ」は食べられていません。
トラフシャコ
- 学名:Lysiosquillina maculata
- 和名:トラフシャコ
- 英名:Banded Mantis Shrimp
このトラフシャコは最大で40cm(こちらの個体は全長20cm位)くらいにまで成長するそうで世界最大のシャコとされています。
そして有名なのはシャコが持つ爪の破壊力。ダイビング中につんつん棒で様子をうかがうとカチンッ!と音を立てて威嚇してきますが、指なんて入れるとかなりダメージを受けることでしょう。
画像↑のようにとっても鋭い武器?を備えているので気を付けなければいけません。
ダイバーの被写体としては色鮮やかなモンハナシャコが有名ですが、どちらかというとあまり注目されていない ”シャコ” 。エビは人気なんですけどね・・・
日本人にとっては「食」としての認識の方が高いのではないでしょうか。
シャコって見れば見るほどなんだか・・すごいですよね・・
これを見て ”かわいい~” って人いないでしょう、たぶん・・・
そしてこのタイガースカラー!イケてます!!!
マーシャル諸島のトラフシャコと他
港周辺のどちらかというとあまりキレイな砂地ではなく、砂泥底にぽっかりと空いた巣穴がありそこからキョロキョロと大きな目を出しているのですぐに分かります。
この向かいでも真っ黄色のフトユビジャコを良く目にします。
さて、今回ご紹介のトラフシャコは体長約20cm。
夜、テラスで新鮮なカツオなどの魚料理とタコ焼きを皆でしながらまったりとしていると、子供達が”イカがいるー!”ということで釣り上げ、その後”シャコがー!”ということで、紳士?に網で捕まえてもらいました。GOOD JOB!です。
じっくりと観察したので食べてみます!
トラフシャコを食べてみる
東南アジアでは普通に食されているトラフシャコですが、ここマーシャル諸島で食べてみるのは初めて。もしかしてマーシャル諸島初!?ってことはないか・・・
さて、砂泥底が住処なのでしっかりと水洗いをします。
鮮度落ちが早いらしいのですが、夜に捕まえ翌日のお昼なのでまだ新鮮なうちに入るでしょう。。
しっかりと水洗いをしたトラフシャコをそのまま塩ゆでします。
なんせ一匹ですから味見程度となってしまいます。
ボイルしてみると生の時よりも若干ピンクっぽくなったかな~という程度でそこまで大幅に見た目は変わりませんでした。
粗熱をとり、エビのように背面と内側の殻を剥がしてそのまま実食!
うまいッ!!!
食感は、「エビとカニの中間でどちらかというとカニ寄り」という感じ。とてもソフトで甘みがあります。
塩ゆでで十分な感じですが、もっとたくさんいたらどんな風に調理するかな~っと想像してみたりして。。
胴体だけでなく腕の部分も同じような食感と味。
これを食べるために必死に巣穴を探すことはしませんが、「美味しい」ということが分かったので満足な我が家なのです。
本日も自然に感謝。。
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