容姿や生態系など意外と面白い「タコ」は同じ水中生物でも魚や甲殻類とは全く違った頭足類の軟体動物です。
そしてふとした疑問。
そもそもタコの各部位の名称は?
ということで今回は身近?で身近でないタコをご紹介します。
マーシャル諸島のタコ事情
マジュロ環礁内のスーパーマーケットでもタコは、生、茹で問わずに販売をされており、決して安くない印象です。
ローカルにも人気の地場の海産物といえるでしょう。
スキューバダイビングをしたことがある自分にとっては、水中でどこに生息している(タコの住処)かはある程度把握していますが、もちろん彼らも移動するのでいつもそこにるとは限らない。
ですが、めぼしいところで釣りをすれば独特の引きで船上まで上がってくることもしばしば。思ってもいなかった釣果なのです。
先日はなんと!3匹のタコが船上にッ!とイカも大漁!
そんなタコをじっくりと?観察してみました。
タコの頭部と胴体
こちらの画像のような感じです。
想像通りでしたか?
一般体に丸~くなったところは頭ではなく「胴体」で、眼の周辺が「頭部」となります。
ご自分でタコを処理した方はご存じかと思いますが、丸い部分の中に内臓があり、まずはそれらを処理します。胴体部分に内臓があると聞けば納得できますね。
そして眼がある周辺は頭部となり、足(腕)と繋がっています。
タコのくち
腕(足)の付け根中心(頭部最下部)には口があります。
タコの口と言えばよく漫画やイラストで、眼の下に筒状の出っ張ったような形状の姿を連想させますが、あれは口ではなく画像↑が口となるので水中で泳いでても茹でてあっても足全てを開きひっくり返さないと見えることはありません。
イカと同様に食べる部位としても知られており、「タコトンビ」などとも呼ばれています。黒いとこは硬いので取り除きますが、その周囲の丸い部分は美味しいですよ~
この口で噛まれたらとても痛く数日間跡が残るので生きているタコには気を付けましょう。
イラストなどで口と描かれているのは、
こちらの黄緑矢印先部分となり、スミや排泄物等を吐き出す漏斗(ろうと)です。
タコの足・腕
タコの足(腕)はご覧のように8本が基本。
切れてしまいまたそこから枝分かれしたりしない限りはこのように8本です。
さて、「タコの足は何本?」という言葉のように、
足??でいいの?
それとも 腕??
吸盤を使い物を掴んだり、一本は生殖器として機能するこれらは、「腕」とも表現されますが、動物学的には「足」となり、頭部からそのまま足が生えているイカと同様の『頭足類』という由来からみても納得が出来ますね。
タコの数え方
タコもイカも、生きている時は「匹/ひき」で、市場に出た食用などは「杯/はい」に変わるようです。
特にイカは〇杯とは聞きますが、タコはあまり聞いたことがありませんね。そもそも丸ごとを数杯(匹)購入することがありません。大繁盛のタコ焼き屋さんくらいでしょうか・・(笑)
日本語ってややこしい・・
実際に、魚でも「〇尾/び」なんてのは皆さんもご存じかと思いますが、普段の生活であまり使わないかと思います。自分ももっぱら「匹」派です。
ぺったんこのカレイは「枚」だのなんでウサギは一羽、二羽。
そして、寝れない時の定番の数え文句。
「羊が一匹、、羊が二匹、、、」・・・・
羊って「頭/とう」じゃないの・・・
これは子羊なのか大きいのか小さいのかで変わるとか?
あ~ ほんまにややこしい日本語ですね。
大人がこれじゃ子供にゃぁちんぷんかんぷんね・・
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