ご存じのように人間や身近な動物の血の色は「赤」ですよね。
中には、
いや!オレのは ちと違うぜ!血 だけに・・
という方もいらっしゃるかもしれませんが、多分あなたのおちちも「赤」ッ!
では、水中生物に関してはどうなのでしょう・・・
血が赤い水中生物
- 魚
- クジラ など
脊椎動物(哺乳類、鳥類、両生類、魚類など)の血は、血球内にあるヘモグロビンが酸素と結びつくと鮮やかな赤い色になります。私たちの血液の色が赤いのは、ヘモグロビンに含まれる鉄が赤いからなのです。
※ ヘモグロビン:酸素と結びつくのに鉄を利用したタンパク質。そのヘモグロビンが酸素を運びます。良く聞く言葉ですが、イントラの方は勉強しましたね。
釣りをし魚をご自分でさばく方はご存じの方も多いかと思いますが、船上でも魚の赤い血をご覧になったことも多いでしょう。
血が青い水中生物
- イカ、タコ、貝(軟体動物)
- カニやエビの甲殻類(節足動物) など
タコ、イカ、エビ、カニなどの多くの無脊椎動物の血はほとんど無色ですが、血球内にあるヘモシアニンが酸素と結びつくと淡い青色になります。
酸素を運ぶタンパク質の種類は生物によって違い、これらの軟体・節足動物にはヘモグロビンではなく「ヘモシアニン」が働いています。
ヘモシアニンには銅が含まれていて銅が酸素と結びつくことで酸化銅の青色が出てくるのです。
その他の生物の血は?
- カエル(赤)
- トカゲ(赤)
- サル(赤)
- クモ(青)
- ミドリチトカゲ(緑)
これらの他に、海の中に住む無脊椎動物やミミズのような環形動物などは、さらに不思議な色をしていると言われています。
同じ地球に住む生物でも「血」の色は様々ですね。
コメント
ガメラの血も青だったと思います。
しょっちゅう切られて、血を流しては海底でじっとして直してましたねぇ!
(笑)
ガメラってトカゲ扱いではないんですね(笑)
学びました。ありがとうございます。太平洋海の中の生物を通して
想像力が膨らみます。ところでタコやイカのあの黒い墨は
何なのですか?、私たちには必要のないものですが
彼らたちにとってはどんな意味を持つのでしょうか?
一番分かりやすいのは、敵への目くらまし用ですね。周囲を真っ黒にしその間に逃げることが出来ます。
血の色、幾度読んでも面白いです。
イカやタコの墨もなんだか絵本のような世界で
敵をくらます姿を思うだけで楽しくなります。
ところで、日本は終戦記念日が近づいてきました。
マーシャルで亡くなった方々の慰霊はどうなっているのでしょう。
終戦後生まれの私たちは、南洋で亡くなつた方々のことは
あまり教わりませんでしたが、第五福竜丸のことは
心に残っています。
もう、歴史のかなたに忘れられていきますが
私は、ヒロさんの美しいブログを拝見するようになって
改めて、歴史を思い出し、またその地で新しい
世界がそこにかんじられて、うれしくおもっております。
今年の終戦記念日には南洋の小さな島国の方向に
手を合わせますね。
おかげで何度か逃げられました(笑)
さて、慰霊に関してですが周期的に行われております。今年はコロナの関係で中止になったようですが。
ちょうど去年の終戦記念日にはミリ環礁という離島へ行き平和地蔵尊(ご遺族方により設立)の修復へ行ってきました。
https://marshallislands.jp/2019/08/15/mili-sculpture/
これらの作業を行う際にはご遺族の方とも何度もやりとりをした経緯があるのでただ美しい島だけではない思いでいます。
いつまでも平和であるようミリ環礁の平和地蔵尊が見守っていてくれると願っています。