少々マニアックな水中の生物です。
生息場所のほとんどが暗い場所、例えばくぼみの裏側やサンゴの下など日中直接光が届かないようなところを好みます。
深い場所にいけばあまり光が届かないせいか、表側に生息している場所もあります。
我々は、これらを「スタイラスター」と呼んでいますが、これは属名であって、種名ではありません。これらを総称して呼んでいる感じ、○○サンゴを全て「サンゴ」と呼ぶように。
これらの画像は「Stylaster roseus」という学名で 「Stylaster =属 roseus=種」 になるのですが、もちろん「Stylaster ○○」のように他の種もたくさん存在しています。一般的なサンゴと違い詳しく調査をしてる方が少ない分類のようで、どちらかというと海外の方のほうが着目している印象です。
日本では「サンゴモドキ」なんて若干さみしい名で呼ばれることもあるようですが、一見すぐに目立つサンゴよりも華があると思うのはボクだけでしょうか・・・
さて、見た目パッと見はどのように見えるでしょうか?
とても固くて細く、大きさは一つの群体で大きいもので手の平、平均こぶしくらいです。更に小さな群体もあります。
マジュロではかなり以前から商売でシャコガイやサンゴの養殖をしている方がいるのですが、輸出用に様々な水中生物も増殖させています。
これからは、例えば珍しいサンゴ、カラフルなマメスナギンチャクやイボヤギ、そしてこれらのスタイラスターも今後は養殖で増殖させたいようす。
採取しまくりで売るのではなく、一部を採取し増殖させて育ったものを販売するということですね。
彼らもボクがダイバーとして順に認定してきているので、気軽に器材の修理はもちろん これらの情報を購入しにやってきます(たまに海に同行)。写真、場所、コンディション等の種類別各情報を販売。
こんなお仕事もあるのでただ潜るだけではなく、魚以外の水中生物の把握は大切なのです。
これ見たことある?どこで?どんなふうに?に応えられるというのは、今までただ魚を眺めてただけじゃなく良かった~っと思う時でもあるのです。
水中に関して知ろうと思えば全くもってキリがありませんが、海に囲まれた太平洋のど真ん中にいるわけですから、今後も出来る限り「海」と「自然」に関し把握していきたいと思います。
もう潜りたくないけど・・・(笑)
コメント
素晴らし!素敵過ぎます。もう少し若ければ
海底に潜ってみてみたいものです。残念!