ナウでヤングに人気のダイブサイト【ヘブンズ・ヒル】
ヤングじゃなくても人気の高い「ヘブンズ・ヒル」ですが、シュノーケリングにも最適です。
ここは写真に撮ってもなかなか説明が難しく、一番いいのは実際にご覧頂くこと。
すぐ近くがチャネルというだけありサンゴがとても元気なのですが白化の影響はなく流れもないためとても快適にダイビングやシュノーケリングが行えます。
ただ水面の状況はその時のコンディションによって異なるので波酔いしそうならシュノーケリングは海況次第といったところ。ダイビングでは通年Okayです。
ヘブンズヒルの潜り方
エントリー付近は砂地で約8m前後。その砂地から水面付近約1mくらいまで大きなサンゴの根がそびえます。根を形成するサンゴは「パラオハマサンゴ」が主となりますが、同じ種でも形は様々。サンゴにも表情があるんですね。
砂地には小さな根が点在しそこを住処とするスズメダイがふわぁ~っと。その動きを見ているだけでも癒さる度高いですよ~
砂地の逆側はスロープ状になっていいるので深度は20,30と落ち込んでいきます。20m付近にはマーシャル諸島の固有種もいるのでマクロでも楽しめます。
この「ヘブンズ・ヒル」最大の魅力はサンゴに囲まれた空間に浸れること。潜られた方は分かると思いますが、あの静かですぐ右も左も下もイキイキとしたサンゴに包まれた空気感は僕の文章力では全くもってお伝えすることができません・・・
ワイド視点
砂地に点在するサンゴの根には多くのスズメダイが動きをつけるので動画やワイドレンズでの撮影もいいですね。根によってはサオトメシコロサンゴがびっしりとついたところやキレイな黄緑色のユビエダハマサンゴも見所です。
大物の出現は正直確率が低いですが、「ブラックフィン・シャーク」、「ゼブラ・シャーク」、「マダラトビエイ」、「タイマイ/カメ」などは何度か遭遇したことがあります。
なんといってもここではサンゴを堪能して頂きたいところですね。
マクロ視点
固有種の「スリーバンデッド・アネモネフィッシュ」、「マジュロダムゼル」はもちろんのこと、ベニハゼの種類も多いところなのです。
1種-2「Trimma maiandros」通称・ アオベニハゼ は見付けるのは難しくはないですが、お教えするのがとてもハード。目の前にいるけど小さいし暗いので遠目から見ると何がなんだか分からないという。。暗いサンゴの隙間をのぞくと簡単に見付かるのでこっそり見ちゃってくださいね。
このポイントだけで何種類のベニハゼが見付かるでしょうか~
カエルウオも多いですよ~
ヘブンズ・ヒルを潜る時の注意点
砂地、サンゴエリア問わずフィンワークには気を配りましょう。
何気ないフィンキックが砂を巻き上げてしまい周囲は真っ白なんてことも。透視度が良いので是非クリアな視界をキープしましょう。
砂地以外のサンゴエリアでは立体的なサンゴが多く生息しているためフィンの先が当たりポキッっとやってしまうことがないように浮力とフィンワークに気を付けましょう。
また撮影時に体を固定したい場合には健康なサンゴをワシヅカミすることのないように、また元気がないサンゴでも今後新しいサンゴが着床するであろうことも考慮しグローブ等で周辺をズルっと擦ってしまうことがないようにしましょう。
マーシャル諸島(太平洋)で役立つ図鑑
何冊もある図鑑の中で特にお気に入りの図鑑がこちらの「TROPICAL PACIFIC」。「日本の海水魚」でもここ太平洋にいる魚達は共通の種もいるのでとても助かるのですが、やはりここは外国。
この図鑑はスズメダイやベラ、ハナダイだけでもかなり多くの種が載っていて分かりやすい。Raycrewにある図鑑の中で一番オススメな一冊です。
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