今週は修復作業の為に、ロープ作業や数日間の水中作業。
マーシャル諸島でも魚【モイ:アンヨウアゴナシ】の養殖をしているので、そのケージの修復が時に必要となります。
モイについてはこちらをご覧ください。数日前に撮ったモイの成長っぷりも追加しています。
モイ養殖用ケージ修復作業
マジュロ環礁のラグーン内で養殖をしている場所は、リタよりも先の離島のメインケージとデラップパークの沖に浮かぶ新設のケージですが、今回の修復は以前からあった方のメインケージです。
小さな養殖用の囲いが浮かんでいてロープで固定しているだけではなく、水中の様子は複雑です。
大きなアンカーが13ヶ所。各アンカーからチェーンがありそこからロープを中心部分の水中リングに放射線状に固定されていますが、今回切れてしまったのは風上に当たる部分の中心のロープ。
常にテンションが掛かっている為になんらかの作用によりロープの途中から切断されていました。
途中から切れてしまっているので、その先にあるはずの水底のアンカーとチェーンを見付けなくてはいけません。
水中アンカー捜索と水面ブイ設置
切断発見後すぐに連絡がありその翌日の夕方に潜るも天候が悪く(薄暗い)なかなか見付けられずでしたが、何となくの目処は立っているので、それまでに次に必要となるものを準備。
ここマーシャル諸島では、必要な金具やサイズ等がないもしくは探すのにも一苦労。。。
さて、ギリギリ水底が見える極力浅い中層をゆっくりと流し始め数分後にチェーンを発見。
その後水底に向かうと水底から5m程のところで切断されたロープが中層でゆら~っと
なんでこんなところが切れるのか・・・・・
何より無事に発見出来たので、チェーンの一部から水面へと目印となる部位を設置します。
これで次回何かあった時でもそのアンカーへ直行出来ます。
養殖ケージ用水中ロープ設置作業
誰もいない調餌施設で独り黙々と編み込む・・・・
と言っても簡単なのでサクっとアイスプライスを施しますが、ロープが太いのでやりづらい・・・
シンブルとシャックルの大きさはトップ画像内の手と比較できるかと思いますがこれくらいのロープや金具を使う必要があります。
このロープの端を水中のアンカーから伸びたチェーンにしっかりと固定し、逆の端となるロープを全体の位置を保っているセンターのリングへ結束します
この作業がまた大変・・・
できることならクランプ等の金属で挟み込んでロープ同士を固定したくないのですんなりいかない。太いロープをしっかりとリングに固定しなくてはいけないためある意味 水底の設置よりもハードな作業となります。
これらを完了させひつまず終了。
来週も続きます。
彼らからのタコがいるという情報をもとに、タコ獲り専用?ツンツン棒を持って潜ったのに・・・
いなかった・・・
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