しばしばフィッシングでも釣れてしまう「コバンザメ」。少々厄介ですね。
ダイビングでは大物にぴったりと寄り添って身を守られるようにくっついている姿をよく見掛けますが、このコバンザメは「サメ/Shark」ではありません。
コバンザメ
- 学名:Echeneis naucrates
- 和名:コバンザメ
- 英名:Sharksucker
図鑑などの「サメ」の目や科の一覧では見付からず、コバンザメは「コバンザメ科」に属しています。
ダイバーやこういったことに興味がある方はすでに知る方も多いと思います。
が、「コバンザメ」という名前は聞いたことがあるし見たこともある程度なら、コバンザメってサメの一種では?と思う方も多いことでしょう。
コバンザメは「サメ」ではありません。
コバンザメの吸盤
背びれが変形した吸盤により、カメやサメなどの大型回遊魚等に吸着生活をします。
まさに「小判」のような形の吸盤で大物に寄り添いますが、大物からのおこぼれをもらえる、移動が容易、また身の安全などが考えられます。
単独の自由遊泳の際には、ダイバーを大型回遊魚と勘違いして?ソっと腹部周辺にくることがありますが、正直気持ちのいいものではありませんね。
特別ヒトに対して攻撃をしてくることはないので安心して観察は出来ます。ただ前述のように釣ってしまうと少々厄介で、一度リリースしてもまた同じであろう個体が釣れることもある。引きが強く楽しいのですが、サメと同様にフィッシング時には避けたい種ではあります。
画像のようにたまに砂地の上でジッとしていますが、いったい何をしているのでしょうか・・・
右は吸盤でくっついていないものの、ぴったりとマンタの下に寄り添うコバンザメ。
食用としても可能なようですが、この先食べることはないでしょう・・・
ということで、コバンザメは「サメ」ではありません。
餌に反応しないでください・・・・・
コメント
九州出身の姑は
サメが好物でした。
サメをたまたま手に入れると
湯通して、酢味噌で食べさせてくれました。また
九州大分を姑と旅行をしたとき、サメをやはり
湯に通し、酢味噌で食べさせてくれましたが
その時のサメは食感の良いものであったと覚えています。
最近は東京の魚や、それは新潟から直送されてくる
のですが、結構安価な魚として切り売りをされています。
かって食べてみようかと悩んでいたところです。