ある特定の地域や国でしか生息していない固有種。
固有種とは植物や生物全般に使われる言葉ですが、今回はマーシャル諸島の水中でしか出会うことができない魚をご紹介致します。
今回は3種のみのご紹介となります。。
Three-banded anemonefish/スリーバンデッドアネモネフィッシュ
- 学名:Amphiprion tricinctus
- 英名:Three-banded anemonefish
- 和名:通称/三本線クマノミ
マーシャル諸島でしか見ることができないクマノミです。
世界各国の水中には固有とされるクマノミが多く存在していますが、マーシャル諸島のクマノミはこの三本線!
小物に興味がなくても一度は見ておきたい種ではないでしょうか。
マジュロ環礁では内海・外洋問わずに生息していますが、以前に比べ少し減っている印象です。クマノミの住処であるイソギンチャクが住みやすい環境ではなくなったことも考えられます。
イソギンチャクが白化し徐々に小さくなりそのうちにクマノミも居なくなる・・この流れは様々なところで見掛けてきました。
さて、マジュロ環礁の周辺はもちろんのこと、アルノ環礁の外洋、ビキニ環礁の空母サラトガのデッキ上にも居たので何となくマーシャル諸島全域にはいるだろうと思っています。
せっかくなら一度は見ておこう!と思われる方は是非リクエストしてくださいね。
Majuro Damsel/マジュロスズメダイ
- 学名:Pomacentrus yoshii
- 英名:Majuro Damsel
- 和名:マジュロスズメダイ(仮称)
マジュロなんて名前がついていますが、マジュロ以外の環礁にも沢山生息しています。
基本的にはどんなところにも生息しているので簡単に見付かりますが、似た種もいるので間違う可能性あり。
見分けるポイントは!・・・
パッと見、そんなにキレイでもなんでもなく普通ー・・・と思ったら間違いないでしょう。。いや、ほんと普通ですから。。
どこかの根やサンゴに固執してすぐに隠れるというより、フワフワその辺を泳いでるので分かりやすい。人生で一度くらいはシャッターを切ってもいいかもしれませんね。
こちらもせっかくなら一度は見ておこう!と思われる方は是非リクエストしてくださいね。いないか・・(笑)
マーシャル諸島で見れるハイブリッド
こちらは「コガネヤッコ」と「ナメラヤッコ」の交雑種と思われる個体ですが、マジュロ環礁内にはたくさん生息しています。
このハイブリッドはその個体によって柄が全く異なり同じ模様や色合いが居ません。なので、尾の付近に散らばったドットや眼の周囲に模様があると嬉しくなってしまいます。
動きはなかなかすばしっこく近付けばサンゴに隠れてしまうのでお教えするのも撮影も難しい!一本勝負で撮影してみてくださいね!
その他にも他国では深いけどここマーシャル諸島では浅い種もいます、もちろんその逆も。
そしてマーシャル諸島国内でも生息域は異なります。例えば、マクロで人気のヘルフリッチは、マジュロでは40m前後ですが他の環礁では10m台で居たり。
同じ魚でも浅くに居れば探すのも撮影も楽ちんですよね。
こちら↓↓↓も是非ご覧ください。
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