白砂ビーチに時折目にするガラス破片。これらはほぼドリンク類のガラスボトル。
ボートで行く離島ではアルミ缶の酒類などを持ち込む方を多く見掛けますが、重いガラスのビール等は離島には不向き。
人々が多く暮らすメインの島ではこういった見た目が割れたてのガラス破片があちらこちらに散らばっていることもしばしば。
ビーチに散らばる危険なガラス破片
ホテルMIR(マーシャル・アイランド・リゾート)には小さなビーチがあるのですが、ここでも良く目にするのが、ガラスの破片。
ガラス破片が、長年砂や石などと摩擦で磨り減り鋭利な角が無くなった丸い形状の「シーグラス」を使いハンディクラフトの材料としたりアクセサリー作成に利用される方も多いことでしょう。
そのようなガラスはほぼ丸い石と変わず危険を伴うことはありません。
ただ、割れ口が鋭利なガラスは誰であれ踏み付けるとザクッっと足を切ってしまってもおかしくないのです。
一部が砂地に埋まっていたら結構しっかりと固定されてしまうので、鋭利な部分がむき出しで待ち構えています。
満月の大潮干潮時にはビーチがさらに広がりこうしたガラス破片も多く目につくようになります。
MIRビーチに散らばるガラス破片除去
約45分。これを拾うことのみだけの目的でなくともこれだけの量が何気に集まりました。
重さは1.5kg。
しかも丸いシーグラスではなく、割れたてに近いガラス破片ばかり。
これらが、砂浜のあちらこちらに散らばっていたり半分埋まっていたり。
ここでは、ローカルの家族連れや子供達が良く遊んでいるのですが、今迄誰も怪我をしなかったのか疑ってしまうほど。
これらを回収しただけでも少しは安心安全なビーチへなったかと思います。もちろん潮の変化や風等で必ず別のガラス破片は出てくるのでまた回収するつもりです。
スーパーマーケットで販売されている子供達が飲むであろうジュース類は、紙パックやビニール製、ペットボトル、アルミ缶ばかり。このようなガラス製のボトルで思いつくのは、ビールなどの酒類や食品関連など。
どちらにしても空っぽになった時点できちんと処理をしていればこのようにビーチで砕け散ったガラスが増えることはないでしょう。
このホテルビーチ付近は人の出入りも多いので、知らず知らずの間に入り込んでくる可能性は大なのですが、各大人が管理し、そして子供達に教育していくのが近道かも。
そういった意味では、わざわざ離島にいかずとも身近でとても大切なことを身に付けることが出来ると思います。途上国ではとても大きな課題の一つと言ってもいい、良く耳にする「ゴミ問題」。
とても身近なゴミ問題として
ゴミ問題への関心取り組みは実際にはまだまだ浸透していません。
以前と全く変わらず大人が平気でタバコのぽい捨てをしていますが、笑うしかありません。
「ゴミ問題」を紐解きながら難しいことを順に教えていくよりも、単純に聞いた直後から意識できる「身近なビーチでの危険」というふうに理解しやすく取り込みやすい活動が増えると良いでしょうね。
想像してみてください。
これらがあることを知らずに勢いよく足で踏んでしまうことを・・・
さらには、増え続けるプラスチックゴミ、それらの小さな小さなマイクロプラスチックが与える海洋生物への影響も大きな問題です。学習としてはとてもいい課題ですが、実際子供達には響きにくい。
へぇ~そんなことがあるんだ~と関心させる前に、もっと身近なことから見直し習慣化させていくことが重要ですね。
どちらにしても途上国ではまだまだ大人から教育が必要なのでしょうか・・・
コメント
ビーチでのガラス破片の問題、切実ですね。良く解ります。
しかし難しいことも、これまた切実です。
東京も1995年頃でしたか、当時の青島都知事が
盛んに、ゴミ問題、リサイクル問題を取り上げて
未来への切実な提案!として取り上げていましたが
その頃は、何のこっちゃ!、もっと都政は別に考えること
あるだろう”などと、思っていましたが20数年たった
今は、日常が解決してこそ、都政だ!と、、、。
やっとゴミの分別、分類が、なんとか日常になってきましたが
目を背けたくなる部分もまだまだあります。
時間がかかっても、目の前にある破片からの
具体的なことが、大きなうねりになってほしいと
切に願いますね。
ちょいとした意識と地道な活動が重要ですね。
こういうことが一番難しかったりするんですが・・・