マーシャル諸島で何気なく佇む大きな木をご紹介していますが、こちらの大きな木も存在感は負けていません。
ビーチや海岸域でオレンジの花が水面を漂っていることもありますが、この花を咲かすのはどんな木?
南国の大きな木とオレンジ色の花・キバナイヌジシャ
- 学名:Cordia subcordata
- 和名:キバナイヌジシャ/キバナイヌチシャ
- 英名:Sea Trumpet
- ハワイ:Kou
テリハボクやパンダナス、ココヤシ同様に、海水が近くに広がる場所でも大きく育ちます。
これらの大きな木は分かりにくいですが、花がなっていることが多いので、葉の形状と合わせて確認すると判断が可能です。
テリハボクの実と同じく、地面に落ちている花や実が確認できれば一番早いですね。
昔は、カヌーを作ったり食器を作ったりと生活の一部でも使われていたようなので、住民にとっては利用価値の高い、重要な木だったのかもしれませんね。
キバナイヌジシャの実
乾燥した実の中身(種)は、食べれる?ようで、以前ビキニ環礁へ行った際に試したことがあります。
ただ、常に食べる為の食用として認識されているわけではないので、見付けても食べない方が無難ですね。
キバナイヌジシャの葉の特徴
これは何といっても、少し大きめの「柿の葉」に似ていることでしょう。
生息している場所などにより若干、黄色が強い葉が揃っていることがありますが、見た目はほとんどこのような感じです。
海水にも強いキバナイヌジシャ
実際に葉や根が完全に海水に浸かっているところは見ていませんが、砂浜がすぐそこにあるようなところでも生息しています。
マジュロ環礁内では道路沿いでも良く見掛けます。
潮風に強いことは証明されていますね。
ちなみに、
同じような環境で育っても、研究者によってマングローブと呼ぶ植物の数に違いがあるようです。
まとめ
小さな島マジュロ環礁でも「大きな木」というのは限られ、これらは海水域でもたくましく成長しています。
マングローブ区分にこだわらず、こうした強く根を張り大きく育つ木々はとても重要ですね。
パッと見は単なる、大きな木ですが、良く見ると葉の形状や花に愛着が沸いてきますよ。
「キバナイヌジシャ」でした。
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