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マーシャル諸島で観る美しい夕焼け

マーシャル諸島で観る美しい夕焼け

昨夜の夕焼けの様子です。

もちろん毎日がこのように美しい色に染まるわけではなく、空全体が色付くのはどちらかというと珍しい。これはマーシャル、日本問わず世界中同じこと。

その色は時間によって刻々と変化し自分なりに一番キレイだと感じる瞬間はほんの一瞬ではないでしょうか。アッという間に変化してしまいますね。

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朝日や夕日はなぜ赤い?

マーシャル諸島で観る美しい夕焼け
12/Jul/2020の夕焼け

太陽の光をプリズムに通すと、光は虹の7色(赤・オレンジ・黄・緑・青・紺・紫)に分解されます。プリズムは検索してもらうのが一番詳しく分かり早いですが、簡単に言うと光を分光するためのガラスや水晶の三角柱でできたもの。

日中の空が青いのは、太陽光の散乱によるもの。朝日や夕日が赤く見えるのも同じく太陽光の散乱が原因です。

日中 太陽光が地球の大気中を進む距離は、朝と夕方よりも短い。逆に夕方と朝は波長が長く光が到達します。簡単に言うと、同じ場所にいるとして真上に太陽がある場合と、早朝または夕方では昇る(沈む)太陽の方が遠い場所にあるという感じです。

その長い距離を進むにつれて波長の短い青い光は大気自信の分子に当たり、人間の目に届くよりも早い段階で散乱してしまいます。この時点では波長が長い赤い光はまだ散乱されず残っているのです。

地表に近づくにつれて、大気中には分子よりも大きい塵や水滴が増えてきますね、そのせいで残っていた波長の長い赤い光が散乱され、我々の目には赤い朝日と夕日が届くというわけです。

マーシャル諸島で観る美しい夕焼け

オレンジや赤色の空は、空気中の汚れや空気内の水滴などの影響で散乱が強くなり色を変化させているので、理屈だけで言うと大都会でも美しい朝日、夕日をみることが出来ますね。

そして到達するまでの光の強さや空気中に含まれる塵や水滴の量などにより受ける光の種類が多少異なり若干の色の変化をみることが出来るのです。オレンジ、ピンク、紫、真っ赤など。

そう考えると、”手付かずの自然があり空気がキレイな南国だから空が美しく染まる”というのは思い込みなのでしょうね・・・。

どちらにしても大都会のビルを染める夕焼けよりも、海を染める夕焼けに憧れてしまいますね。

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マジュロで夕焼けを観るには

マーシャル諸島で観る美しい夕焼け

前述のように、様々な要因が揃えば美しく染まりますが、「この時期だから」や「こうなれば明日は」というような傾向はうかがえないように思います。

朝日は東から、夕日は「西」へ沈むという認識はあるかと思いますが、同じ「西」でも時期によって多少異なります。観る場所によっては水平線上に沈まずに建物が邪魔してしまうかも。

夏ならほぼ西北西寄り(カロリン島近くの水平線上)に、冬ならほんの少し南に寄った西南西寄り(ローラ村寄り)に沈みます。そういった意味では、夏の時期が一番見やすく邪魔するものが周囲にありません。観る場所によって多少異なりますが・・。

明日は必ず空が美しく染まるといったことがわかればもっと撮影も楽なんですけどね。

マジュロへいらしたら、油断せず?に早起きをし空を眺め、夕方からは部屋(レストラン)に閉じこもらず外で待機するのが良いでしょう。

偶然を味方にし自然美を少しでも感じたいですね。

コメント

  1. 村井泰子 より:

    太陽光の散乱の理解は、私、もう少し読み込んで理解したいと思います。

    都会で、乱立するビルの合間に反射してガラス壁面いっぱいに映す夕日も
    素敵ですが、水平線を幕間に人の手では、描き出すことの出来ない色彩を見せる
    写真の夕日は素晴らしいです。

    特に私は、満月の写真も、南十字星の写真も、そして夕闇を迎える
    その写真にも、どこか片隅に、人々が住んでいるであろう小さな
    家々から放たれている光が見えるのが、大好きです。

    その家、家の光の中に人々の歴史や息遣かいを感じながら、まさに自然の流れ
    に抱かれる、そのアプローチを感じ、カメラワークを感動して拝見
    しています。
    コロナが消えたら、行ってみたい!と心がそそられます。

    • HIRO より:

      少しややこしいですよね。光は虹の7色(赤・オレンジ・黄・緑・青・紺・紫)に分解されるということが前提でした。

      いつか、マーシャル諸島で感じる自然の色をご覧いただきたく思います。
      それまでは写真にてご紹介させていただきます。

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