※ 5月28日20:43撮影
暖かい南国と言われる島国等では当たり前のように「サザンクロス・南十字星」が観察出来るように思われているかもわかりませんが、季節によって見える高度が違います。
※ 切り取った画像を使っていないので、小さくて分かりにくいかもわかりませんが、ギュイ~んと指でアップしてご覧くださいね。
マーシャル諸島で観る南十字星
「南十字」というように、星を線で結べば十字になり南の方角に輝きます。
トップ画像でいえば、真ん中に「ひし形」のような形があるのがおわかりでしょうか(右には、にせ十字星もくっきりと)。
これが 南十字星(南十字座)です。
マーシャル諸島で観る南十字星は、いつもこのような高度ではなく時期によっては水平線ギリギリなんてことも。
毎年4月くらい~秋くらいにかけてかなり見やすい位置に輝いているのでとても見付けやすい。もちろん一昨日、昨晩もハッキリと確認出来ています。確実に観るには今の時期がオススメです。
南十字星の確認方法
※ 5月14日22:26撮影
確認方法①
南の空にめぼしい十字を発見したら、その十字の左に、とても明るい2つの1等星ケンタウルス座のα(アルファ)星とβ(ベータ)星が見つかればほぼ確実。南十字星の近くがβ(ベータ)で、離れた方がα(アルファ)です。ボクはこれを一つの目安としています。
確認方法②
もう一つは、十字をかたどる右と下の星の間にうっすら輝く小さな星があります。
※ 4月19日23:16撮影
画像内の黄緑矢印の先の星は、エクボ星と呼ばれるε星で、メインとなる4つの星の次に明るくいつも確認する事ができます。
この2つを確認出来ればほぼ確実かと思います。
時期を外すと高度が低くて見つけにくく、また雲や灯りが邪魔をし尚更見つけることが難しい。
低すぎず高すぎない位置で確認出来るのがこの時期なので、ヤシの木や島などの南国らしいアクセントも添えて観る(撮る)ことが出来ます。
撮影秘話
トップ画像のように、手前の民家等が明るいと星空を撮るにはかなり邪魔になってしまいます。空に露出(露光時間)を合わせると、手前の民家付近は白飛び状態(明るすぎ)になり見れたもんじゃありません(明るいところが更に明るく記録されてしまう)。
そんな時に思いついたのが、明るい部分(この写真では下部の民家)付近を隠してしまい、星空は通常通りに撮影するやり方。フィルム時代でいうところの花火を撮影するやり方からヒントを得ました。
ファインダー内を覗き、明るい下部のみを確認しその部分のレンズ前面を画用紙などで隠します。半月状の厚紙の底部分のみをテープで貼り、最終の数秒間のみ厚紙を支えている指を離すと全体のレンズ面が現れるという具合です。もちろん三脚は必須です。
ワイドレンズ、特にレンズ面の径が大きな場合は、細工がやりやすいですね。
もう少しクリアな空でキレイに撮影したかったけど、、、、、
マジュロ環礁で観る「南十字星」を感じていただけたでしょうか。
コメント
南十字星の写真と
南十字星の見つけ方、感動いたしました。フェイスブックにシェアさせていただきました!
ありがとうございます!レア感?のある星座は嬉しくなっちゃいますね。