英名: TAWNY NURSE SHARK
和名: オオテンジクザメ
学名: Nebrius ferrugineus
撮影地: マーシャル諸島・マジュロ環礁
さて、このオオテンジクザメですが、マジュロでは良ーく見かけます。穏やかなラグーン内はもちろんチャネル付近でもテーブルサンゴの下や外洋のサンゴのドロップオフの窪みでもジーッ・・・と。
8割がサンゴの下やくぼみに頭部のみを突っ込み尻隠さず状態でじーっと動かず。2割は全身を出し猛ダッシュで移動しているところ。
日中はほぼ動かずに過ごしていて夜間に甲殻類やタコ、イカなどを捕食してるようですが、昼間の大人しい事といったら・・・・
この3m近いサイズのこのサメが2匹で動かずにいるだけでも迫力はあります。刺激(ストレス)は与えたくありませんが、そんな姿をジーッと見てたくなっちゃうんですよね・・・
先日、スピアフィッシャーマンが自慢気にスマホ内の自分達の動画を見せてくれましたが、大人しくしているこの子らを素潜りで近付き体中をスリスリ・・・ 出来るのは分かるけど、触るなよぉ~ 凄くないしぃ~ってのが本心。
水中生物にストレスを与えない事は護身の為もありますが、当然のルールなのです。昼寝してたら知らない野良犬が寄って来て足でずーっと触って来たらイヤでしょ?分かりにくいか・・・(笑)
しかも場所を聞いたら僕もダイブサイトとして使っているところ。 あ~・・ 居なくならなければいいけど・・ かと言ってそこ行くなとかローカルに言えないしね。。。
さて、この↓のサメ、何か 「?」 がありませんか??分かる人は変態度90%!!!
そう、、、第二背鰭がないんです。しかもここマジュロにいるオオテンジクザメの半分近くは大小関係なくこのように背鰭が1つのみ。 最初にこれを見た時は驚きましたが今ではそれも普通に思えます。
数が多いので変異的なものではなく個体によっての遺伝的な事だと考えられますね。世界でもまだまだ調べ切れていないようです。
サメの中でももともと第二背鰭がない種類が数種類いますが、そういった種類とは異なり、なんだかレアな個体を見付けたと嬉しくもなってきます。
たまに顔面をモロに出してジーッとしている事もありますが、体の大きさに対してとにかく眼が小さい。そして泳ぎがむちゃくちゃ鈍臭そう。。それがまた愛嬌?があり可愛らしさが倍増するのです。
昨日のダイビングでは1ダイブで5個体!Enしてすぐ真下に2個体、大きなサンゴの根の上から深場に向け必死で泳ぐ1個体、すぐ近くの窪みに2個体。本気で探せばもっといたかも?なんて期待しちゃいますね。
そんなオオテンジクザメいかがですか?
こちらにもアップしています。是非ご覧くださいませ。
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