満月になると夜の撮影もなかなか面白い。
新月回りの星空もいいですが、夜の月明かりの明るさというものを再認識出来る時でもあります。室内にいるとなかなかそういった事を感じる事は出来ませんが、外へ出ると自分の影がしっかりと見れるくらいに明るいもの。
海に関しても、水面近くのサンゴが月明かりでしっかりと確認することが出来るほど。静かな水面に映る満月とその下には満月に照らされる夜の珊瑚礁。神秘的でなんだか不思議な光景にも感じます。
観光で来られる際にはなかなか離島で満月を見ることは難しいですが、エネコ島やビケンドリック島へお泊りの場合は、そんな光景をご覧頂けるでしょう。
満月に照らされるサンゴはまさに、月光浴という名に相応しい時間限定のシーンの一つです。
今までも以前のブログで月明かりのサンゴなどを何度か取り上げてきましたが、全く飽きないシーンといいますか、いつも新鮮な気持ちでじーっくりと体全体で感じることが出来ます。
水面から出たサンゴからは独特の匂いと、パキ!プチ!という音、サンゴの隙間を埋めるような海面が月明かりで光り、また満月も水面に映る。想像しても神秘的だと思いませんか?
早めに島近くにスタンバイし、待つ事数分。ヤシの木から大きな満月が現れる瞬間、たまりません。そういった低い位置にいるときは更に水面に映る満月が撮りやすいですね。夕焼けが水平線近くに来る時ってアッという間に沈んでしまいますが、こうして見てみると満月の位置がみるみる変わっていくのが分かります。地球を感じますよ。
都会でも田舎でもこんな小さな島国でもどこかしらで明るい電気が灯っていて綺麗な夜空を感じる事はなかなか難しいかもしれませんが、視点を変えるときっと身近にも素敵な光景があるはずです。
たまには満月を浴びてみませんか?
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