ご存知のように このような島国では大潮の満潮時に場所により水に浸かってしまう所もあり、外洋側ではリーフを飛び越え民家にも大きく影響を及ぼします。波が落ち着いた後の周辺には沢山のゴミが散らばりそれらを回収するのも本当に大変な作業です。
今回のプロジェクトでは陸続きの端から端まで(リタからローラ)の外洋に面するエリア全域にシーウォール(波除壁)を施工する事となったようです。凄い事ですよね、約50kmちょいの外洋側をぜーんぶコンクリートの壁って・・・
事前調査として水位や潮流などを測定する機材をラグーン内、外洋の各エリア浅場、深場に設置する為専門ダイバーらが一昨日から作業を開始しています。3時間おき三ヶ月間の様々なデータを収集してくれるらしいですが、そのデータ欲しいですね~ その機材をロープやワイヤー等で水中に固定する作業です。
うちのレンタル器材もフル稼働してますが、EPA(Environmental Protection Authority)のボートにはラダーがないので出港前に急遽準備したり、寸前に緊急用の酸素ボトルを要求されたり、、、 直接受け持っているEPAよりもこちらの方がバタバタ・・・聞いてないし~ってのばっかりですが対応させて頂きます。
先日リーのところに行った時も、外洋からの大きな波によって家周辺に大小カラフルなゴミが散乱していました。外洋の海に面した豚小屋も破壊され逃げ出したり諸々大変だったらしく、その後片付けにもかなり時間が掛かったようです。
いかにもこういった海抜の低い島国の悩みですね。その内コンクリートだらけの島になってしまわないのでしょうか・・・ 島を守る為にはどうしようもありませんけど。
今更マングローブだの何だかんだと自然に頼っても、自然の脅威が迫る方が格段に早いでしょう。コンクリートだらけも すぐそこまで来ている気がします。
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