マジュロまで??
Iakwe (ヤコエ / マーシャル語でハロー的な挨拶)
日本からマーシャル諸島(首都のマジュロ)へ行きたいけど、行き方がちょっとピンと来ないな・・ という方々って多いと思います。
そんな疑問を解消しますッ!
このページでは聞き覚えのないグアムからの ミクロネシア路線【 アイランドホッピング 】をメインにお伝え致します。
それではユナイテッド航空(United Airline / UA)のフライトをもとに順にみていきましょう。
● マーシャル諸島の基本的な情報はこちら
日本からグアムまでは?
まずは日本の各国際空港からグアムまで行きましょう。グアムからマジュロまでの便は毎日ではないので、グアムまではマジュロ便の前日に合わせる必要があります(グアムでも数日間ゆっくりされたい方は例外です)。
料金に拘らずユナイテッド航空以外を含めるとグアムまでの便は選択肢が広がりますね。ですがグアムからはユナイテッド航空のみなので割高に・・・
翌日の乗り継ぎだけが目的のグアムなので空港待機にしたい方は一番遅い到着便でグアムへ入国しましょう。その場合は明朝乗り換え便まで空港待機が可能です(夜中グアム到着便)。
確か次のフライトまで13時間以上間があいてしまう場合は空港内での待機は出来ません。その場合は空港から出てホテル泊となります。
日本からの出発日に時間の余裕がある場合は早くグアムへ到着し翌朝の便に備えゆっくり出来ますね。バナナボートでヒャッホ~イ♫するのもいいかもしれません。
どちらにしてもマーシャル諸島までの便は翌日の朝一本(アイランドホッピング)しかありません。
アイランドホッピング便(UA)
グアムからマーシャル諸島までの直行便はないので、一本のラインで結ばれたミクロネシアの島々を途中で経由しながら目的地まで行く事となります。
曜日によりその経由地が全島の場合とスキップする場合があります(次項のフライトスケジュール参照)。
● グアム(出発地)
● チューク(ミクロネシア連邦)経由地1
● ポンペイ(ミクロネシア連邦)経由地2
● コスラエ(ミクロネシア連邦)経由地3
● クワジェリン(マーシャル諸島)経由地4
● マジュロ(マーシャル諸島・首都)到着!
● ホノルル(終点)手前のマジュロで降りないとホノルルへ行ってしまいます。
となりますが、曜日によりこれらの経由地をスキップする便があるので、何度も離発着をしたくない場合やとりあえず全島見てみたいなどお好みにより選択出来ますね(私は断然スキップ派ですが)。
ん~・・・ と、言われても、、どういう事???・・・
という方へ。沖縄の那覇から与那国を例に出して架空のフライトでイメージしてみましょう。
那覇(グアム)から与那国(マジュロ)まで向かいますが、直行ではなくその間の 久米島(チューク)・宮古(ポンペイ)・石垣(コスラエ)・西表(クワジェリン)・与那国(マジュロ)と各島経由を勝手にイメージします。
各島までは約一時間半のフライト。各経由地では40分前後待機し (その島で降りる方や乗る方を待つ)、また次の島に向け離陸します。これらを何島か繰り返し目的地の与那国(マジュロ)まで向かいます。
曜日によっては、石垣(コスラエ)・西表(クワジェリン)を経由しないので(スキップ)その分 目的の与那国(マジュロ)まで少し早く楽に到着。
こうして途中の島々を経由し、乗客ガラガラの直行便よりも 各島の経由地で島民やビジネスマンが頻繁に短距離を利用出来る方が航空会社的にはいいのでしょうね(島々で降りる方、搭乗される方が入れ替わります)。
途中の各経由地で離発着を繰り返しますが、機体はそのまま目的地まで到着します。
イメージ湧いてきてますか??
この離発着を何度も繰り返したくない場合には、スキップ便(出来るだけ経由地が少ない便)の曜日に合わせ旅程を組みましょう。
これらは往復共に同じ要領ですが、曜日によって経由地が多くなったり少なくなったりするので、次は現在(2019年12月時点)のフライトスケジュールで見てみましょう。
フライトスケジュール
2019年12月時点でのユナイテッド航空アイランドホッピング便・グアム ⇔ マジュロ間往復のフライトスケジュールです。
時間は全て現地時間です。時差は日本を基準0にすると、グアム+1時間、ミクロネシア+2時間、マーシャル諸島+3時間 となります。
例:日本が午前00時の時、マーシャル諸島では同日の午前03時となりマーシャルが日本より3時間早く進んでいます。またマーシャル諸島国内では時差はありません(クワジェリンとマジュロは同じ時間)。
● 月 08:20発 19:17着 (経由地:チューク・ポンペイ・コスラエ・クワジェリン)
● 水 08:20発 18:43着 (経由地:チューク・ポンペイ・クワジェリン)
● 金 08:20発 19:17着 (経由地:チューク・ポンペイ・コスラエ・クワジェリン)
● 日 09:20発 18:40着 (経由地:チューク・ポンペイ)
● 月 11:40発 16:50着 (経由地:ポンペイ・チューク)
● 火 11:20発 17:55着 (経由地:クワジェリン・コスラエ・ポンペイ・チューク)
● 木 11:40発 17:54着 (経由地:クワジェリン・ポンペイ・チューク)
● 土 11:20発 17:55着 (経由地:クワジェリン・コスラエ・ポンペイ・チューク)
ご覧のように最も経由地が少ないのが、グアム日曜発。戻りはマジュロ月曜発となります。これらの便を利用する場合は、日本 ⇒ グアム便を 前日(土曜日)、グアム ⇒ 日本便を 翌日(火曜日)にしましょう。
約一週間のマジュロ滞在は長過ぎて予定が組めない・・という方は若干経由地が増えますが往復便のどちらかを他の曜日に変更するといいでしょう。
マジュロからグアムへの戻り便は曜日に関係なく日本への便に間に合わないため、どうしてもグアムのホテルで一泊しなくてはいけません(日本への夜便がないため)。この場合、空港待機は出来ません。
グアム空港待機時間の過ごし方
日本から最終便(夜中グアム着)でグアムに到着された方は明朝乗り換え便までそのまま空港内で待機する事が出来ます。その場合スーツケース等の受託手荷物は目的地(マジュロ)まで回収の必要はありません。
※ 空港から出てホテル泊の場合は預けた全ての荷物を回収する必要があります(追加荷物や重量超過がある場合はグアムチェックイン時に再度支払います)。
グアム空港内で待機される方は、入国審査後すぐに出国手続きを受け明朝まで時間を潰す事となります。
ラウンジ、フードコート等はありますが睡魔との格闘となるでしょう。
ラウンジは【United Air Line】と【Sagan Bisita Lounge】。
ラウンジは2件ご利用可能で仮眠も可能ですが他のゲストへのご配慮を。
ラウンジのご利用方法は、搭乗券・クレジットカードステータスレベルやプライオリティパス等により異なります(現金でも可能)。
我々のように毎回持ち込む荷物が多くホテルまで大変な思いをするなら、幾つものダンボール・スーツケースの荷物はそのままで、仮眠・飲食・ネットが出来るラウンジの方が楽な場合もありますね。
ラウンジ・搭乗待合エリア共に冷房がとても効いている為寒いので、上着もしくはブランケットが必須です。
マジュロ便への搭乗
搭乗券には向かうべきゲート番号が記載されていますが、必ず何度か空港内の電光掲示板案内で確認をしましょう。よく変更になっている事があります。
その際、自分はマジュロに行くからといっても 「Majuro」 の文字はありません。最寄りの 「Chuuk」 となっているのでその時間とゲート番号を確認します。
そのゲートへ行くと 「Chuuk」 と 「時間」 が書かれているのでこちらで待っているとOK。
えーー チュークまでしか行かないのーー?と心配する必要はありません。
僕にも分かりませんが、「まずは経由地最初のチュークまで行きまっせー」 って意味でしょうかね??
とーっても不安な方は係員にマジュロまでの搭乗券を見せるのもいいでしょう。
時間になると、幼児連れ、ミリタリー、ビジネスクラス の次に搭乗券に書かれた番号(グループナンバー)を呼ばれるので順に機内へ搭乗します。
ここまでくればもう安心!
ちなみにマジュロからグアムへ行く際のチェックイン時には$20の出国税がかかります。
機内編
各経由地の着陸後は、係員が機内の清掃や機材積み替え等で入り込みますが、自分の座席近くで待機したままでもOKです。
ただ持ち込んだ手荷物は上の棚から降ろしましょう(一度リセット状態にされます)。もしくは上の荷物はそのままで係員から 「これは誰のー?」 と聞かれたら元気良く 「はーい!」 と手を挙げましょう。
また、各経由地で機内から出て空港待合室まで行くことも可能です 。その場合は必ず機内に持ち込んだ手荷物や搭乗券・パスポート等は必ず持参しましょう(マーシャル諸島・クワジェリンは軍施設の為降りる事が不可)。
同乗者がいらっしゃる場合は持ち込んだ手荷物等を任せる事も出来ますが、再搭乗する際に搭乗券とパスポートが必要となるのでお忘れなく持参しましょう。
その後その経由地から搭乗される方々と共に係員に従い順に再搭乗します。搭乗方法はグアムと同様です。
グアムからマジュロ到着までは長い道のり・・
エコノミーの場合、食事らしいものが提供されません。グアム空港で何か持ち込まれる事をオススメします(往復共に)。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ご覧頂いたように、行きをグアム空港内で待機するにせよアクセスのみで往復4日間は絶対に必要となります。
ですが世界でも珍しいアイランドホッピングを是非楽しんでみてはいかがでしょうか。経由地の各島ではミクロネシア独特の雰囲気が味わえ空からの眺めも格別です。
その他ご不明な点等はお気軽にお問い合わせくださいませ。
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