ビルジポンプを必要としない和船ボートですが、ハッチの開閉等により多少の水は侵入するものです。
ですが、基本的にはドライの状態を保ちたい。
スターン側ハッチ(ボート後部側の物入れ)は三ヶ所。バウ(船首側)には元々ないタイプなのですが、アンカー用に増設しています。
今回はスターン側一番端のハッチ内です。
和船ボートハッチ内の海水侵入修繕作業【FRP】
こういった海水の侵入は、ハッチの開閉時やボルト等を施した穴の周囲等からが考えられます。後者の場合にはシリコンで十分に防げますが、その他の場合には「亀裂」の可能性も。
亀裂の場合はその特定箇所を見付けなくてはいけません。
まずは、侵入があるハッチ内を完全にドライの状態にし、そこから探っていきます。
使うのは「水」。
ドライの状態でハッチ上部周辺に水を流しあらゆる場所を手によって圧力を加えますが、今回の場合何となくの場所はわかっているのでその周囲のみを徹底的に探ります。
そうこうしていると、じゅわ~っと染み出てくる部分を発見。
この水の侵入は、一週間で約350mlの缶一本分あるかないかくらいですが、量ではなく入ることがイヤ。。。
ハッチ内の箇所は見付けましたが、外側が分かりにくい・・・
というのも、外から見ても亀裂等もないので、塗装を剥がしてみるも見当たらず・・・ ですが、その周辺の怪しいところに溶剤を浸透させ乾燥後にエポキシ樹脂で固めておきました。
さて、ひとまずこれで雨の後に確認してみたいと思います。
こういった作業は大好物ですが、完全に直るもしくは最初から異常がないことに尽きます。
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