シャーク・サンクチュアリのマーシャル諸島なのでサメはそれなりに保護されており、定期的に大型フィッシング船でもチェックが入っているようです。
ツマグロ・ブラックチップリーフシャーク
- 学名:Carcharhinus melanopterus
- 和名:ツマグロ
- 英名:Black-tip reef shark
- 通称:ブラックチップ
いかにもサメっぽい容姿でスマートなブラックチップ。特別大きく育つことはなく他のサメに比べ若干小ぶりな印象です。
マーシャル諸島のサメ【ツマグロ・ブラックチップリーフシャーク】
マーシャル諸島での生息域はかなりの広範囲といってもいいでしょう。
例えば、水深1mほどの浅いビーチ沿い、珊瑚が豊富なエリア、潮の動きが早いところなど、どんなところでも見掛けますが、群れでいることはほとんどありません。外洋、内海関係なく生息しています。
そして、他のサメに比べ警戒心が強いのか、優雅に泳ぐというより颯爽と駆け抜けているイメージ。浅場で見付けた時もヒトに気付くと猛ダッシュで逃げていきます。
さて、フィッシングでもしばしばフッキングに悩まされます。そもそも釣りたくないし、、フックは外さないといけないし、、船上で暴れられるの嫌なので上げたくないし、、、上げてる最中にラインを切れることも良くあることです。
ハンドラインでは指が切れるほど持っていかれますが上げたくないので微妙な戦いとなるのです、、、とほほほ
このようにフィッシングで掛かってしまうサメというとほとんどが、このブラックチップかナースシャーク。
サメの種類も多いのに何故だか他の種類のサメは掛かることがない・・何故なのか。。
一度、ダイビングの最中にこのような姿のブラックチップと遭遇したことがあります。
ネット(網)とビニール袋にからまり、何かに腹部を噛まれた跡が残るブラックチップリーフシャーク。
噛み付かれた後に、ネットと袋にからまった訳ではないでしょう、、そもそも何が噛み付く??
おそらく、ネット(網)が原因でしょう。
フカヒレの為のヒレのみの採取も問題となっていますが、このように人工的な物で自然生物が死に至っているという現実には変わりありません。
結局は自然に還らない人工物は自然に対して何らかの影響を与えているのですね。
こうした光景も普通の人には全く分からないことで、この時もここで潜っていなければ自分自身も知らなかったこと。
人が直接捕獲していなくても、人が作った物で勝手に死んでしまっているという現実が何だか寂しいですね。
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