スキューバダイビングでは何度も見かけるちょいとしたモンスター扱いの【アカマダラハタ】。
珍しく船上にあがってくれたのでご紹介したいと思います。
アカマダラハタ
- 学名:Epinephelus fuscoguttatus
- 和名:アカマダラハタ
- 英名:Brown-marbled grouper
さて、このアカマダラハタですが釣りではほとんど見ることがありません。
水中での様子をご紹介すると、外洋・内海・潮の当たりなど全く関係なく生息しており、遠目でダイバーやあらゆる危険等を感じ取るとヌル~っとサンゴや岩の隙間に隠れてしまいます。
その大きさはメートル級でとても太っているのですぐに分かると言えば分かりますが、ご紹介する時にはすでに見えない状態がほとんど。
大きなハタと言えばタマカイやクエが有名ですが、こちらも負けてはいません。
自分が知る限り、マジュロで生息している大きなハタ科の中のトップ3に入る種なのです。
とはいえ、今回の子はそこまで大きくはないですが引きはさすがでしたよ。
このアカマダラハタの大きな特徴は、
目と目の部分周辺(人でいうなら眉間?)が大きく凹んでいます(画像左のプライヤーの先周辺)。
大きくなればなるほどこの特徴は分かりやすく、水中の遠目で見てもすぐに分かりますが、多くの方が ”マダラハタ” と思っちゃうようです。
ただ、マダラハタはそこまで大きくならないのでその時点で他種?と疑問が生まれます。
アカマダラハタを食べる
身はとてもキレイな白色で、ハタ特有の味が魅力です。
しっかりと処理しあえて寝かせた刺身は最高です。
その他には、揚げ・焼き・蒸しなどすべての調理方法で美味しくいただけます。
各部位共に工夫すれば捨てるとこなし。種類問わずハタは最高の魚です。
アカマダラハタを含む週末の釣果
風は穏やかなものの、朝から小雨が降り注ぐ中ゆっくりと準備をし出港したのが11時前。
その後雨が止み、曇り空の中涼しくフィッシング。夕方に向け徐々に暖かくなり最高の天候となりました。快晴過ぎても体力奪わてれしまうし日焼けとかしちゃうので曇りが最適。なかなか上手くはいきませんが(笑)
↑画像右はクロハギ。ハギですが、白身でクセがなく料理ではとても扱いやすい魚です。ハギ特有の内臓の臭さは他のハギと同様なので、身についてしまわないように気を付けましょう。刺身が最高です!
そして昨日はこんな珍客も。
それなりに重いですよ、釣ると。
自分にとっては目で見てとっ捕まえる方が断然簡単なんですけど、思わぬ珍客はフィッシングでも大歓迎です。
天候のこともあり数時間のフィッシングとなりましたが、今回は面白いメンツが揃ったのでよしとしましょう。
次回は種類よりも大漁を目指します!
コメント
すごーい!凄すぎ!です。またどんな魚にも名前がある!というのが当たり前ながら、やっぱりすごーい!
なかなかお目に掛かれない種ですがもっともっと大きくなります。そんな個体は多分釣れず切れてしまうでしょうけど・・
魚にはまだ名前がなく、○○の一種とか○種の2と称されるなどこれからまだまだ調査が必要な種もいます。