スジアラ同様に高級魚とされている「オオアオノメアラ」というハタ。マーシャル諸島(マジュロ環礁)では単なる?ハタ扱いですが・・・
オオアオノメアラ
- 学名:Plectropomus areolatus
- 和名:オオアオノメアラ
- 英名:Squaretail coralgrouper
スジアラ、コクハンアラまでは大きく成長することはないこのハタですが、今回は51cmの釣果。マックスはもう少し大きくなるようです。
トップ画像でもそこまで大きくないのは分かると思いますが、この種自体がm級にまで成長することはないようです。ですがどこかの海にはいるかもしれませんね。
日本では漁獲量が少ないこともあって高価で、同じく高級魚と言われるスジアラ以上に高価で取引されるらしい。
根魚といえばジギングも有名ですが、ここマジュロではやはりローカル流のハンドライン。独特の手応えを感じながら釣り上げることができるのです。
オオアオノメアラの水中の様子
水中での様子を少しお伝えすると、
テーブル珊瑚の上にジーッとしていると思うとこちらに気付き猛ダッシュで逃げていくのが自分の中での印象です。例えばコクハンアラやバラハタなどは近付くと微妙に同じ距離を保ちながら離れていく感じなのですが、このオオアオノメアラは「とにかく逃げろーッ」といわんばかりの素早い動きで珊瑚の下もしくは遥か遠くへ。なにもしないのに・・・
ですが、ボトムフィッシングでは結構な割合いで釣れてしまうのです。女性やお子さんでも釣れますよ。
オオアオノメアラの船上の様子
こちら2枚の画像は全く同じ個体です。
画像左が船上に釣り上げた瞬間。
全体的に薄いピンクっぽい体色と縁取りのあるドットがとても綺麗です。
画像右は10分ほど経った状態ですが、濃い赤みへと変化していることが分かります。こういった水中以外での色の変化はこのオオアオノメアラに限ったことではなく他の魚でも良くみることがありますね。
「アカヒメジ」なんて水中では黄色っぽいのに、陸では赤くなるということで和名が付けられたようです。
ちなみに「アカアオノメアラ」というハタはいません(笑)
食べ方は、何にしても美味しいのでおススメですッ!
その他の釣果と雑談
左からホウセキキントキ、バラハタ、マダラタルミです。
他にはシロブチハタ、タテシマフエフキ、ヒメフエダイなどなど。
画像のホウセキキントキとマダラタルミは隠れ高級魚?として扱われているようです。どちらかというとあまり釣れることはない魚種といえますが、最近なぜだか釣れることが多い。どちらも刺身がお気に入り。
これらはダイバーの方なら知っている魚種だと思いますが、マダラタルミというと、幼魚が可愛く、成魚になると全身黒っぽくなり潮を好み群れでいるところをよく見ますね。ホウセキキントキも真っ赤に体色を変化させながら群れているところを写真に撮られます。ただ食べる機会がないのが正直なところでは?
オッサンが持っているバラハタは間違いなく美味しいのですが、一時日本ではシガテラで有名になりましたね。ここでは更に大きく成長してもシガテラの心配はありません。所変われば・・ですね。画像では小さく見えますがサイズはトップ画像のオオアオノメアラより少し大きい54cm。もう少し大きくなるようです。
更なる珍種と大物を求めポンコツアングラーはまだまだ釣ってみます!
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