強烈な画像からの始まりですが、この時の様子をご紹介します。
コクハンアラ
- 学名:Plectropomus laevis
- 和名:コクハンアラ
- 英名:Blacksaddled coralgrouper
スジアラ属の中でも「スジアラ」、「コクハンアラ」、「オオアオノメアラ」などは高級魚とされており、ボトムフィッシングの対象としても人気があります。
肉食のハタはこのような大きな口で他の魚を一瞬にして飲み込み1mくらいまで大きく育っていくのですが、彼等にも天敵が・・・?
コクハンアラに迫りよる敵とは
基本的にボトムフィッシングをする際には、サメのいない場所でしないと船上にあげる前にサメに食べられてしまうことが多い。魚の上半身のみがあがってくることもしばしば。。
(ちなみにサメの多いところにはそれなりに魚も多いのですがフィッシングには適さない)
穏やかで全くサメがいない場所でボトムフィッシングをしている時のこと。
強い当たりと引きでラインを手繰り寄せていきます。期待出来るサイズを感じながらバレてしまわないように慎重に手繰り寄せそろそろ水面近くに、、とその瞬間
プツン・・・・
その後ラインに全く感覚がなく、近くの水面を見ると大きなコクハンアラがぷかりと。
下周辺には何やら更に大きな長い魚影。ゆっくりと態勢を横にし大きく口を開ける、
大型の「バラクーダ/オニカマス!」
水面で何度も何度もこのコクハンアラにかぶりつく様子は初めて見ました。
若干落ち着いたところで船上に回収しましたが、まだすぐ下にはバラクーダが待ち構えています。
サメの場合、一口でいけないサイズの場合だと尻尾から胴体の半分をスパッと噛みちぎりますが、いくら大きいとはいえバラクーダの場合はそこまでのパワーはない様子。それでもこのように胴体がボロボロになるくらいの捕食シーンはなかなか見ることが出来ません。
そもそも釣られていなかったら、このようにバラクーダに襲われることもなかったのですが、中層にいた珍しい根魚はバラクーダにとっては滅多に捕食出来ない魚種とサイズだったのでしょう。
今回のようにバラクーダに横取り?されることは初めてでしたが、ある意味面白いシーンを観察させていただきました。
これで、、、残念ながらいいサイズのコクハンアラは釣果から外れました。。
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