甲殻類好きななら一度は出逢ってみたいと思う「オリビア・シュリンプ」。実際ボクもこの種は見てみたいと思っていた時期がありました。
その後マジュロ環礁内で見付けてからはちょこちょこと発見出来るように。アルノ環礁でも見れました。が、、、 最近は全く見掛けることがありません。全ては水中環境の変化によるものでしょうか。
- 学名:Saron sp.
- 和名/俗称:オリビアシュリンプ
- 英名:Olivia shrimp
マジュロ環礁のオリビアシュリンプ
沈船や飛行機があるポイントの深度10mくらいの根、チャネル付近の穏やかな場所同じく約10mくらいの根などにいましたが、今やそれらのサンゴの根も風変わりしてしまいいなくなってしまいました。
サンゴの根にはカエルウオ・ベニハゼなど、それらを覆うように小さなスカシテンジクダイやスズメダイなど。根の中にはハタが住み着いているような完結型の根を好んでいたようですが、そのような根が段々減ってきています。
いつも好みそうな根を見付けては、もしや?と思い覗き込むのですが全く見付からず・・・
オリビアシュリンプにとって、快適な環境がなくなってきているのでしょう。
ちなみにアルノ環礁にいたオリビアシュリンプも全く見ることがなくなりました。
被写体としてのオリビアシュリンプ
水中写真を始めた頃は、こういった動きが少ない甲殻類から始める方も多いのはないでしょうか。ウミウシもそうですね。
ただ、基本的には甲殻類は夜行性ということもあり暗い場所を好みます。
ナイトダイビングでは様々な甲殻類を観察出来るタイミングとして知られていますが、昼間でも探せば見付かります。暗い場所を好むので、水中ライトをジーッと集中的に当てられるのは苦手です。
この「オリビアシュリンプ」も例外ではなく、ライトを当てるとジワリジワリと奥や横へ移動を始めます。いることを確認出来たら、カメラが認識するくらいまでの光量もしくはレッドフィルター等を利用しましょう。ストロボにより逃げてしまうことはありませんでした。
サイズ自体が小さくないので、ある程度は簡単に撮影出来るのではないでしょうか。
ただ、、、、 マジュロにはもういないという・・・
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